2018年8月12日日曜日

プラハのドンファン



アマデウスの四大オペラと言えば....

フィガロの結婚
魔笛
ドン・ジョバンニ

あとは忘れた(^^)

フィガロのウィーン初演は芳しくなかったらしいが、
プラハでは人気絶頂。
富裕なパトロン達が、アマデウスを招待し、新作オペラの
作曲を依頼する。
時はフランス大革命前夜ですが、ゆでガエル状態の貴族は
何処吹く風。
まさしく非合法な恋愛とその合法的な嫡出子たる贅沢の万華鏡
プラハは16世紀の宗教戦争の惨禍以降外観的には平穏。
ワルシャワのように焦土となるまで戦うような真似はしない。


いわゆるドンファン物語であり、
ピカレスクロマンの様相。
しかし、悪徳の栄えなんかだと上演が許されるはずがありませんから
最後は勧善懲悪...ちっとも面白くない。
このオペラは原作と同じ展開です。
喜劇なのですが、悲劇的要素も強くて、ある時期にはワーグナーの
楽劇風におどろおどろしく演じられたらしい。

源氏物語的だと
ヒカルが朧月夜に夜這をし、父親に咎められる。
ドン・ジョバンニはヒカルのように軟弱ではないので父親を殺してしまうが、
最後に父親の亡霊が現れ、ドンファンを地獄に連れ去る....


METの2016-2017シーズンのライブビューイング
映像がyoutubeにありませんので、モーツァルト映画の最高峰から
適当なシーンを。
ゴーレムのように石壁から現れたのが、父親の亡霊




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