2018年8月12日日曜日

スターリンの暴落


スターリンが正面きって劇映画のセンターをはった事例は
聞き及ばない。
神格化された偶像にせよ、大批判を受けた稀代の虐殺者であれ
映像作家としてのリスクは犯せない。
せいぜい第二次世界大戦時を描いた戦争映画の遠景に登場するだけ
それすら大きな話題になったのだ。
そんな事よりも、市場の暴落
哀しいかな平和の配当よりも戦火の上昇
当時の日本経済は脆弱だったし、
経済原則とはそういうものでした..たぶん今も


他方で、トロッキー
メキシコで暗殺されたエピソードはジョセフ・ロージーの手で
映像化されてます。
就活だか国家試験の準備だかで忙しく見逃してます。
トロッキーの頭蓋骨をピッケルでノックアウトしたのが、
アランドロンだということは記憶にあるが、
トロッキーの役はリチャードバートンのようだ。
こんな素材に才能と資金が集まる時代もあったのですよ。



母国では、このスターリン映画は上映禁止らしい。
狸穴坂あたりの大使館員がこっそりと大挙して
映画館に押しかけたと公安関係者から.....

喜劇ですから政権揶揄と判断したのか
いつか来るであろう権力者の死去の混乱の予防か
理由はよくわからない。
国家安全保障上の観点...なんでしょうが、
最恐の権力者でも、死ねばただ以下。
跡目争いのドタバタなんか想像もしたくない...って理解はします。
しかし政権維持の要諦は、適度な権力批判の許容であると
帝王学で学ばなかったのか?
当人は学んでも周囲が忖度するのか



知らなかったが、くまのプーさんってあの終身主席に
擬せられるだって。
ノホホン映画なのに、公開禁止なんかにしたもんだから
皆んなが知ってしまった(^^)
こういうのって終わりの始まりなのかなあ。

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