2018年8月17日金曜日

カエサルもヒトサルの子


様々に語られる稀代の指導者。
リーダーとして必要な資質を兼ね備えた唯一無比の存在とは
恐れ入ります。
格好の文学素材であるが、ロクなものがない。
シェイクスピアに「ジュリアスシーザー」があるが、
実際のところ、原作では登場しないに等しい。
ヒトザルの愚かさや哀しさについてはかくも雄弁に
語っても、偉大さについては書ききれなかったのでしょう。


実を言えば、このブログは再作成なのです。
操作ミスで削除してしまった。
再現も困難なので、違うテーマにしましょう(^^)


カエサルの偉大さは、
天文学的な負債にビクともせず
更に踏み倒すような非道な真似をしなかったことと
元老院議員の半分の配偶者を愛人にしたが、
多角関係のもつれみたいな痴情沙汰とは無縁で
あまつさえ彼女たちの子女の就職斡旋に骨折り
真の髄まで感謝された.....
ところにある。

部分的に該当する御仁はいないではないが、
これらの全てを兼ね備えたのもカエサルだけである。


愛人の話題はさておき、借金のこと
大き過ぎて潰せないとは今でも言うこと。
しかし、潰せないからと言って踏み倒して良い訳はない。
一体どのくらいかと言えば、1300タレント。
為替換算が難しいが、1タレントがざっと一億円くらい?
少な過ぎますなあ(^^)
それになんに使ったのか?
これはわかっています。人気取りの公共投資、
私兵の編成維持管理、それから愛人たちへの贅沢なギフト
たぶんだが、最低でも一桁少ない。
どうやって返済したのか
属州(植民地)からの収奪。
清廉であっても、属州総督をやれば子々孫々まで
栄耀栄華だったらしいから.....

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