2019年1月18日金曜日

リスベット・サランデル



ノルディックノワール最強のヒロイン。
しかし、原作者は世界的なベストセラーになったことも
知らないまま逝去
継承著作権者の承諾あるいは意向により、誰がが書き続けているようです。


TPP発効により、著作権保護期間が70年になりました。
長期化する事が権利保護や藝術へのリスペクトになるかどうかは
知りません。
が、合わせて非親告罪化になったことは評価しましょう。
というか、知財保護を標榜するならば、
とっくにやっておくべき事だ。

保護期間が経過すればパプリックドメインになりますから、
煮ても焼いても勝手。
詳細を知らないのですが「風と共に去りぬ」の剽窃版がありました。
黒人目線の風と共に去りぬだそうです。
スカーレットの乳母の子供がなんと!異母姉妹と言う設定らしく
その黒人女性がヒロインで、オリジナル登場人物は
フルラインナップ。
もはや保護期間は切れているはずですので
どういう立論をやったのか、出版差し止めが認められた。
正統版の続編である「スカーレット」は、森瑤子さんの
心血を注いだ名訳にも関わらず..
むしろこっちを読みたい。


著作物の権利保護には、他にも手があり、
むしろ其方を有効に活用する事も大事
ディズニーは、商標登録や意匠デザイン登録で
ミッキーを永久に守る手立てを講じています。
登録料を永遠に払えば済む話。
登録料くらいはコストとして安いもの。


もうひとつは...有効かどうかは専門家が判断するだろうが、
連作長編としていつまでも書き続ける事。
原作者が死去しても権利継承者とライターとの共作にして
独立した作品ではなく全体としてひとつの著作物と
見せる工夫が必要だが、そう難しくはない。
源氏だってあれは、連作長編です!


このミレニアムシリーズも案外
そういう工夫かもしれません。
失念していますが、第1作にリスベットに双子の姉妹がいた..と
記述されているようであり、過去からの当時人物は
それらしく登場しているようです。


肝心の映画批評は...そのうちに(^.^)

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