賞レースには疑惑が付き物。
選考委員と一般大衆の視座の差...なんて綺麗事はない。
キネ旬ベストテンは、
誰が何を何故に選んだか?!が公開されるので、
良からぬ力学が働いても基本は作品勝負のはずです。
しかし「津軽じょんがら節」のベストワンは、
いささか酷い。
配給会社は選考委員(候補)相手に猛烈なプロモーション。
秋元みたいにカネはないだろうから、
ひたすら、試写会開催の招待状を送りつける。
選考規定の縛りがあるから、有料上映を一回だけ開催。
この年の読者選出のベストワンは圧倒的に「仁義なき戦い」
当然ながら津軽じょんがら節なんかは蚊帳の大外
なんせ一番びっくりは、東映宣伝部
何一つプロモーションをせずに、
作品賞は第2位(読者選出は第一位)
脚本賞
主演男優賞
そして、この作品は歴史に残る事となった。
さて、本場のアカデミー賞は?
地方競馬みたいな八百長疑惑満載は流石に陰をひそめたが、
スタジオのチカラの入れ方がかなりものをいうらしい。
まあ、歴代作品賞で歴史に残るのは限定的です。
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