2019年1月28日月曜日

喜望峰の風にはまだまだ遠い


60年代の英国でのマリンスポーツの一大スキャンダル。
格好の素材として様々に使われているが、寡聞にしてよく知りません。

予告編を観て、喜望峰の風に乗せて...なんて言われますと、
素人ヨットマンが、家族の愛に支えられて、苦難の果て
単独無寄港世界一周を成し遂げる感動実話だと思ってしまう。

お好みの素材ではないが、ダニエルクレイグ夫人が
登場しますので見逃す訳にはいかない。

資金繰りに四苦八苦するベンチャー企業のオーナーが、
無謀な賞金付き大会ヨットレースに出場
予想通りの進退きわまり、インチキに手を染める。
あたかも驚異的なスピードでゴールを目指すかのように偽装するが、
良心の呵責やらで行方不明になると言うお話。

いまならば、GPSで検知され誤魔化しようがないのですが、
長閑な時代だったということ。
本来のコースは
イギリスをスタートし、アフリカ大陸沖を南下
喜望峰を越えて、南氷洋からホーン岬経由で大西洋を北上。
どうやら、このインチキセーラーは、アルゼンチンあたりで
リターンし、大胆なショートカットしようとしたらしい。

インチキセーラーを名優コリンファースが演じていますが、
批評家からは比較的好評のようです。
が、アタシはあまり買わない。
しかし、レイチェルワイズは相変わらず美しく
凛とし...
彼女のオトコの趣味を絶賛まではしないものの、
その旦那のオンナの趣味は素晴らしい。

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