2019年1月19日土曜日
未来志向のホロコースト映画(2)
ホロコーストなんか皆目出てこないドイツとイスラエル共作映画
ユダヤ人にとってやはりドイツ人と同じ空気を吸うのは
いわく言いがたいものがあるって...重層低音
テルアビブに住むビジネスマンは、
カフェを営む妻と幼い男の子の三人暮らし
仕事の関係で頻繁にベルリンに滞在する
お土産はいつも同じお店のクッキー
若いパティシエは天涯孤独な独り者
ベルリンでささやかにケーキ屋を営む
ある日、ユダヤ人のビジネスマンが立ち寄る
ビジネスマンは不慮の事故死
パティシエは、テルアビブの後家のカフェの
パートタイマーとなる。
周囲の微かなさざなみをよそに、彼の作る
クッキーやケーキを求めて客足が途絶えることはない。
後家とパティシエの距離は縮まるが、
後家が踏み出すとパティシエは何故か一歩引き下がる...
邦題は...彼が愛したケーキ職人
ある種ミステリアスな恋愛劇なのですが、
タイトルでネタをバラしてはいけない!
彼女ではなく彼っていうのが...実に面白い。
チョット先例のない三角関係のプロットです。
ビジネスマンは、妻子を捨てベルリンに移住しようとし、
妻との諍いにより、家をでてホテルに泊まろうとして
交通事故にあった事が最後に明かされる。
妻は、不倫を知ってはいたが、
夫の性癖には気づいていなかったし、
いわんや、その相手が雇いいれたパティシエとは...
パティシエはベルリンに戻り、ケーキ屋を再開します。
しばらくして、後家がベルリンのケーキ屋を訪れる。
アカデミー賞外国語映画賞のイスラエル代表に
選ばれています。
ノミネート作品になる可能性が極めて高い。
そうでなくとも、リメイク権は絶対に売れます。
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