歴史に残るオスカー作品賞です。
ベトコンの残虐性のシンボリックな意味でロシアンルーレットばかりが
目立つことに異議を唱えてこそ、極私的プロ映画鑑賞家❣️
ペンシルベニアのクレアトンの製鉄所で働く平凡な若者達の
苛酷な人生の一コマ。
ロシアンルーレットが登場する必然性は何もないが、
ロシア移民の街で若者たちがロシア正教会の信者達であることからの連想もあるのだろう。
インターミッション無しの180分は、
苦痛ある法悦の時間。
優れて均整のとれたシンメトリーなつくり。
舞台は...
ペンシルベニア
ベトナム
ペンシルベニア
ベトナム
ペンシルベニア
つまりはベトナム戦争映画ではなくて、田舎町のホームドラマ
ロシアンルーレットの主要なシーンは二回
最初は従軍した三人の若者が生き残るため
二度目は、どちらかが死ぬため
ひとりの若者の結婚式に始まり、
ロシアンルーレットで命を落とした若者のお葬式で映画は終わる。
タイトルである鹿狩りは二回でてきますが、
最初は見事に仕留めますが、
二度目は敢えて銃口を背ける。
もはや、余暇のハンティングを楽しむ平穏な人生を過ごすには闇を見過ぎた。
ロシアンルーレットに興じる事が、狂気なり心の闇の暗喩
だということならば、これ以上のものはない。
野獣死すべしのラストシーン
実はこの映画自体を観ていないので、
リッピバンウィンクルの比喩がわかりませんが、
鬼気迫る松田優作は...実に素晴らしい
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