最後を「あたたかさ」と締めれば、誰でも知っていそうな有名句。
芭蕉のお弟子の服部嵐雪の作だが、有名句の割には作者名までのことはない。
梅一輪 一輪ほどは まだ寒う
梅は春の季語とされますが、早梅や寒梅は冬の季語です。
この嵐雪の俳句は、多くの場合「春部」に収録されているはずだが、一夜にして冬から春になる訳でないのはもちろん、在原元方のように「年の内に春は来にける」ことだってあるし、目に見えなくともかぜの音で季節の変わり目を感じたりとか、、、
なんとなく暴論だが、季節と季語は別物の観念的なものだと理解しとくかなあ、、いやいや季節だって観念的です。太陰暦の季節感を皮膚感覚で感じ取るのはいまやかなり困難だが、立春はだいたい二月の始め頃。
春が来ました!と言ってもまだまだ寒いに決まっています。
思えば「衣替え」なるゆかしき風習も、平安期の宮中行事に由来する、暑いのに六月まで冬服で汗だくになり、寒くもないのに十月で冬服に着替える。
やせ我慢 伝統行事の ......
最後の五文字は、シアンチュウ
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