一体邦貨でいくらなんだ?
それ以前に、舞台はテヘランなんだがイランの通貨はイランリアルだろう?
外務省の「イラン基礎情報」はそう書いているが、通貨改革で昔の通貨単位であるトマンに替えることを決定したとも....
そして、庶民レベルではまだ昔のこの通貨単位が使われているとやら
なんにせよ、このイラン映画では、冤罪で死刑が執行され、賠償金としてこの金額が未亡人に支払われることが決定された。
もっとも決定と実行は別物。
毎年40%近いインフレ率だそうですから、引き伸ばせば引き伸ばすほど、、、と役人は誰でも何処でも考えるはず。
イスラム法では「タリオ原則」だから、歯に歯は....でもなくて、損害別の緻密な賠償金額基準があるらしく(自賠責保険の後遺障害部位別等級表みたいな?)それに準拠したんだろう。
凄く重いイラン映画(当然ながら自国では上映禁止)
邦題は「白い牛のバラッド」
白い牛は旧約聖書やコーランに登場する生け贄のことだとは直ぐに解るが「バラッド」って?
イランとフランスの共同製作だからってバラードを仏語的に表記して気取るなよなあ(^^)
それならば、アタシの「名題」の方が気が利いています、、、と毎度の自画自賛(^^)
補足
あるSNSには邦貨で7600万円に相当するってかいてますが、換算方法は不明だし、、、感覚的にはおかしい。
東京外大のサイトによれば、少し古い情報ですが、イランの平均年収は500万トマン(約40万円)だとか。
ようわからん
肝心の映画批評はまた今度
ただエンディングロールに「死と乙女」、、シューベルトの弦楽四重奏版が流れます。
オリジナルの歌曲の解釈はなかなか難解。
死が間近な乙女に対して死神は....
死は恐怖でも苦痛でもなく、永遠の安息だと悟す。
この曲の正しい理解が無くしては、衝撃的な結末が理解出来ないこと位は....今時点ではかような視座の批評はなかった。
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