2018年9月24日月曜日

ぼくの未来技術遺産





http://sts.kahaku.go.jp/material/


ほんとうに懐かしいねえ・・・って老人の懐古趣味みたいですが(苦笑)
2008年から始まった「重要科学技術史資料」
世界産業遺産なんかよりよっぽど面白い。
なんちゅうか・・・手触り感があるのですよ
登録された最古の「技術遺産」は19世紀末までさかのぼります。
製造現場で使われる技術は、一般に目に触れることが少なく、
どうしても日常的に使っていた技術(あるいは製品)に目がいってしまう。


(渦巻き型蚊取り線香)
これって寒村の陋屋ではまだ使ってます。
液体を使った電気式防蚊器もありますが、
除虫菊のなんともいえない匂いが「効果ありげ」という安心感を与えてくれます(笑)

(卓上計算機)
そろばんが苦手、計算尺が使えない、機械式計算機(タイガーという名称だったが、俗にはモンロー)は先輩が独占して使わせてもらえない。
そんな私に朗報だった。
それまでは、上司や課員から馬鹿にされながら、筆算やってましたから・・・
いまは、表計算ソフトで十分だし(ログも残る)、邪魔なんですが、まだ引き出しのなかにあります。

(飲料系自販機)
いまでこそそこらここらのコンビニで買っちゃいますが、津々浦々の自販機にはお世話になった。
しかし、最古の自販機が扱った飲料が「酒」とはねえ・・・・
当然日本酒だろうが、まだ「ワンカップなんとか」はなかった時代だ。
多分ですが、量り売り方式だと思います。

(ウォークマン)
今思えば、結構なサイズと重量。
数年間は、通勤のお供だった。
レンタルショップで仕込んだ洋楽で、毎週「今週のヒットパレード」やってました。

(塩化ビニール製LPレコード)
結構な枚数を持ってましたが、どこに行ったのでしょうか・・・・
蔵の奥にあるだろうが、カビが生えてもはやどうしようもないだろうなあ
まだ覚えていますが、最初に買ったのが交響曲「田園」ゲバントハウスの演奏で指揮者は忘れました。


(VHSビデオムービー(GR-C1))
ビクターに勤務していた親族が、社販で安く手に入れたって送りつけてきた。
今思えば、当時もそうだったが、使っていると「どちらのTV局ですか?」って野次馬が集まってくるくらいのプロ仕様
肩に担いで使うのですから、大仰です。

(レンズつきフィルム)
これも社内旅行の友だった。
当時はまだ物品税があり、これはカメラかフィルムかって大論争があり(税率が違いました)・・・結論は忘れた。

(PC98)
足を向けては寝られないほどお世話になった(最敬礼)。

---

しかし、どういうわけかスルーした技術(製品)もたくさんあります。

ポケベル、
レーザーディスク  とか・・・



それよりも、技術革新の中で消えていった「技術や製品」に対する畏敬の念がないリストですねえ
さらにいえば、ハード中心であり、ソフトウエアに対する認識が弱い

まずもって「ワープロ」
多数の表意文字と複数の表音文字を有する日本語の文書のデジタル化は、難事業だったと思うのですが
一体誰が「ローマ字変換」なる技法を編み出したのか皆目わからない。
PCとの戦争に敗残し、いまや・・・(ポメラってまだあるのでしょうか?)呪われた製品になってしまった。

PC98に搭載したNECさんの「文豪」にはどれだけお世話になったか・・・(涙)
その次は、東芝の「TOSWORD」。
その後ジャストシステムの「一太郎」に移行(すばらしいソフトだったが、中期以降は悪太郎だ!)
OASYSは、標準装備しなくてよかった。
親指シフトは超斬新且つ画期的なんだが、惜しむらくは普遍性がなかった。
某社は、システム部長の豪腕で全社一斉切り替えをし、その後後任の部長さんは大変なご苦労をされたようです。


結果、いまだに「ワード」は毛嫌いしている。
曰く「毛唐の作った日本語ワープロなんか使えるか!」・・・・早い話使えなんですがね(苦笑)
でも、テキストファイルで十分です。
軽いし、デバイスフリーだし、いざとなれば、エクセルやPPTでワード以上に活躍します。



0 件のコメント:

コメントを投稿