2018年9月10日月曜日

プロの格付け




快挙!だとか、殊更に愛国心をかきたてるような報道の仕方は
好まない。
国旗を背負って戦った訳ではない。
ひとりの日系のプレーヤーが爽やかに勝ち、
誰かさんの負け方がすこぶる「醜か」った。


フィラをまとった選手が全英五連覇を成し遂げた際
相手選手はタッキーニを背負う悪童
ジャッジの不服は毎度のこと
観客にまで悪態をつきまくる稀代のトラブルメーカーでした。

しかしこの決勝戦
マッケンローは微妙な判定があっても、クレームを
つけることなく、五時間の激闘の果てに散った。
なお翌年はボルグの六連覇を阻み、頂点に立ちました。


判定に異議を唱えることは悪いことではないが、
審判や観客を敵に回すような態度はクレバーでないことの
証明でしかない。
パワーテニスで一世を風靡した彼女の老醜を見た。


面白いなと思ったのは、勝ち上がってくる選手たちのランキング
男子は概ね上位ランクが勝ち上がってきますが、
女子の場合...
当然シングルランキングの選手も出場してますが、
早々に消えてゆく。
男女とも至近の大きな大会の成績の勝ち上がり方で機械的に
ポイントが決まり、過去の栄光や金星なんかは斟酌されない
過酷な世界。
加えて獲得したポイント上位の18試合程度が加算対象ですから
年間を通して世界中を転戦することになる。
今回の決勝戦は二人ともランキングが20位前後
番狂わせというまでに至らないが、かなり頑張ったという印象。

当然ながら、ランキング上位だとシード権があったりして
有利だし、ビッグゲームには高ポイントが与えられます。
グランドスラムの優勝は2000P
普通の大会の数倍!
今の女子ランキングトップが8000Pくらいですから
今回の優勝の価値の高さが判ります。


マスコミ的には暗いスポーツ話題頻発ですから分からんではないが、
2020の活躍を期待して....
でもオリンピックゲームはリオ以降ポイント算定対象外に
なりました。


ゴルフのライダーカップのようにカネにはならないが
名誉のためだけに戦うって思ってくれればいいが、
先の話だし、あまり期待しないことですよ。

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