2018年9月30日日曜日

ホラーの品格



シリーズ化されたホラー映画のキャラクターは、
その進化や発展成長のプロセスに一日の長がなければならない。
田宮岩さんは確かに怖いが、リメイクの繰り返しだけでは妙味がない。
山村貞子嬢は、いつまでたっても皆目本人の輪郭は曖昧模糊。
色々語られるわりに一貫性がない。
シリーズ化という長期ビジョンを考えてなくて、
都度の行き当たりばったり(^^)


そんな中でも

13日の金曜日
エルム街の悪夢
そして....悪魔のいけにえ

シリーズは、かなり玉石混交ですが...というか
石ばかりなんですが、稀にキラリと光るものがある。

悪魔のいけにえの主人公は通称レザーフェイス
アイスホッケーのお面で隠すのもいいが、
これの方がおどろおどろしい。
斧や包丁グサリというのがスプラッタームービーのお約束
なんといってもチェーンソーが武器にしたところが秀逸。
実話的にもあまり聞き及ばない道具である。
自動釘打ち機なんかも面白いと思うが未だ採用に至らない。

この道具は19世紀にドイツに生まれたが、なんせ二人掛かりで使う
重量級が最初作
チェーンソーの歴史は軽量化と安全対策につきる。
あんなものを振り回しながら、ヒトザルを追いかけるのは
至難の技だし、まずもって自分が怪我をしそう。



交番のお巡りさんの必須装備品が防刃チョッキ
見た感じ防弾仕様ではなさそうです。
防刃レベルの規格が決まっていますが、検査要領をみるに
チェーンソーにも対応しているようには見えない。
素材はケブラー繊維だと言われていますが、あまり性能が良いとは言えない。
枝肉の解体作業の際には防刃エプロンを皆さん着ていますが、
よく事故が起きるらしい。

ちなみに防弾仕様とは全く別物。
お値段も一桁違う。
交番を襲撃する輩の多くは拳銃強奪目的ですから、
拳銃を所持して警官に襲いかかる可能性はまずない。


ところで「悪魔のいけにえ」の最新作
正真正銘の石です。

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