2018年9月18日火曜日

プロの仕事

上海セレブは雲南料理が大好きだと聞きつけて、足を運んだ話ことがある。
四本足より、二本足、さらには一本足が健康に良いという事みたいだが、
いくら珍奇な茸でも、あの調理法だと興醒め。
気になるのは、下見の時と味が違うと言うお手元君の呟き。
客見て力の入れ方が変わるというのはありげだが(笑)感心はしない。
それよりも、結果にバラツキが出ると言うことならば、それはプロの仕事ではない。

ゴルフの好きな方はそう思うはずだ。
ショットにバラツキが出るときはスコアにならない。
悪いショットでも悪いなりに安定すれば数字は纏まる。

優秀な結果を出すこともあるが、ポカも多い部下は安心して使えないの。
乾坤一発の博打仕事なら抜擢登用もありえるが、普通の経営感覚ではありえない。


最近は味酒乱狂騒も下火になったのは慶賀の至り。
しかし、コンテンツも食べログレベルの様に思えて食指が進まない。
多分ですが、掲載店がハズレとかそう言うことではなく、提供する食事なりお店にドラマツルギーが無いのだ。
美味しい事は不可欠な必要条件ではあるが、十分条件まで満たすものではない。

パリの「カフェ・アングレ」は、19世紀の百年にわたりパリのグルメ界に君臨したが、
お料理もさることながら伝説的なエピソードには事欠かないからである。
フランスの社会風俗史からこのレストランを外せば、貧相な風景しか残らない。
アングレに比定するにはいささか無理があるが、
敢えて・・・と言えば、江戸は「八百善」
年商二千両はいいとしても、
お茶漬けに香の物の注文に、待たすこと半日に渡り、お代が一両二分!
店も店なら客も客(笑)
見方によるが、代金のレベルだって負けちゃいない。



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