2021年10月18日月曜日

マイ天守閣

 蓄財型の立身もののお決まりは天守閣のあるマイホームをつくること...とかなんとかはかつての娯楽小説で何度も読んだなあ。

実際に、大阪の小坂には、マイ天守閣があるのです。


多分この写真に間違いないと思いますが、東大阪市内にある、、、あるいはあった!

多少不確実だが個人の所有に間違いはない。

人呼んで、、小坂城

が、犬山城のように歴史的な背景がある訳ではない。


広く世界に目を向ければ....



ハワイにあるれっきとした聖教会。

倭の城郭を模して天守閣まで.....建築に至る経緯の委細までは知らないが、信仰心が多額の寄進を支えたのだろう。


天守閣の由来は諸説紛々なのだが、松永弾正の多聞城に始まり、信長の安土城で完成をみたとされる。



南蛮贔屓な信長のことですから、天主(西洋の神)を祀る天にも届かんとする高層建築物のモチーフに魅せられ.....なんてまことに分かり易い。

しかし、池上遼一さんの「信長」では、自分自身が神になり、天空から天下統一後の倭国を睥睨するためと解釈しています。


西洋由来の建築様式説が定説かと言われれば、キリスト教伝来以前にも天守閣が存在したとか、仏教や、神道あるいは儒教に由来するとか....はやい話がよく分からない。


元来は遠くを監視する櫓が原型であり、山城から平城に変わった際に監視機能の必要性からより建物の高さが高くなったくらいの事だと思いますが....これでは伝奇もロマンもない。

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