2021年10月13日水曜日

火葬場をつくるには

 メディアでも書かない闇のある話題だよなあ...っておもうのですよ。

火葬場用地の購入費用が法外だととの民事訴訟。最高裁で一億円以上の賠償が市長と地権者(所有者と書かないなんかがあるのかな?)に命じられ....他方で刑事的には背任で市長は告発されているようです。





昔は隠亡という最大級に差別された職業。

野坂昭如さんの初期の作品に登場しますが、、、まことに雰囲気がおぞましい。

事件は建設用地の購入価額以前に、こんなところにつくるな!!にはじまる。

適切な例えではないが、ゴミ処理場建設反対の比ではない。いわゆる「地域差別」問題につながる。背景には職業差別やら、、、まあ曰く言い難い。

行政としてあまりに無神経で配慮が足りないって思うわ。ここは奈良だよ....有り体に言えば「橋のない川」の舞台ですよ。


誰もがお世話になる公共施設なんだが、自分の庭先にはいやだってわがままと言えばそれまだし、嫌なら、アンタのところは焼かない!

客を断るのも営業の仕事....アタシが民営火葬場の経営者なら言いたくなるかも知れない、、多分言うかも、きっと言うに違いない(^^)

最大限に死者に礼遇を行う施設を足蹴にするなら、こっちにも考えがって....



論語(先進編)、孔子のお言葉


未だ生を知らず いずくんぞ死を知らんや


まじかく死と対面しなくなった.....アタシの祖父や祖母の時代は我が家で見送ったものだが、いまや、死者の九割は医療機関で発生する。

世界的も異様な光景らしい

残りは「異状死」と定義される世界に生きていれば、リアリズムと人智には及び得ない彼岸と此岸の世界の実感からなにも学ばないのだろう




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