普通は、007を思い起こすんでしょうが、
しかし、最近だと、デビッドウェッブのことかも・・・・
JBじゃ無いじゃんか!って無知なことを言ってはいけない。
JBはコードネームで、本名はこれ。
ラドラムの三部作を相当に再構成して映画化したわけですが、
原作者の死後も代筆家が書き続けている。
映画の方も、自分探しの旅が終わった所でシリーズ大円団とはならず・・・・
さらなる三部作の構想のようです(まるでSWだ)
この三部作では、スポットライトはJBよりも「彼女」に当たりますって予感
女性映画的に設えるってところもSW風です。
スタンフォード出身の情報工学エリート。
CIAでの上昇欲は物凄いって設定。
リリーの献身的で愛らしい妻の風情をかなぐり捨てて「エクスマキナ」のAI並の怖さが光りますねえ。
彼女の野望は・・・・
ここで、一転「水滸伝」の話題に変わるのです。
中国的には芸術形式としては最下等だし、反政府なアウトローがセンターを張るなんて
よくぞ焚書にならなかったものです。
そのカラクリは、爾後の改竄というか補筆にあった。
オリジナルは、百八人の悪党が梁山泊に結集した時点でお終い。
ワルシャワ労働歌よろしく
砦の上に我らが世界
築き固めよ勇ましく と、心ときめかせて・・・
ところが、後世書き足された部分では、反乱農民弾圧の片棒を担いだり、法臘の乱です。
侵略(あるいは侵攻)してきた異民族相手に死闘を繰り返す愛国者となり、
つまるところ、権力の犬となったのです。
こき使われる過程で108人のアウトローは一人ひとりすり潰されるように死に絶え、最後は誰もいなくなった。
政権中枢の腐敗堕落分子はそれからものうのうと暮らしましたってお話で終わるのですよ。
心悪しき権力者にとっては居心地の良い展開であり、西太后のお気に入りの作品だったとか。
権力とは反対勢力をいかに取り込むか?が勝負の分かれ目。
敵の敵は味方っていう国際外交論ですねえ。
将棋と同じで相手の駒をとって攻めるのは、攻められる方にとっては非常に辛い。
新三部作の第一ラウンドでは、JBの愛国心を揺さぶる程度のジャブでしたが、
次はもっと偉くなった彼女(アリシアヴィキャンデル)がジェイソンボーンを絡め取ろうと策謀を巡らすのですよ。
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