2018年10月6日土曜日

フォトジャーナリズム



最高のフォトジャーナリストだと言われています。
戦争写真家だと思われていますが、
彼の最初の有名な写真は亡命逃亡中にデンマークで演説するトロッキー
真実の瞬間を画像に切り取る作業を行なっただけだが、
彼の生きた時代がたまたま戦争の世紀だった。
最後は、インドシナで地雷を踏んで「戦死」...というのかな。


西洋では、ライフ誌がそうであるように、フォトジャーナリズムが
一定のオピニオンパワーを持っていた。
今や静止画の時代じゃないのだろうか、媒体としての低迷は
はなはだ残念としかいいようがない。
本当は、静止した状態から情念が逞しく躍動する感動を与えてくれるのが
写真なんですがねえ。


FOCUSが新潮社から刊行されたのは81年の事
熱狂的なデヴューでしたが、色物亜流に足を引っ張られたし、
版元が、所詮文字屋だった。
写真を「読ませる」ということよりも、
小洒落てキリリとしたキャプションの方が異彩を放つ。
これじゃ...絵が生きない。

報道写真家を育てきれず、隠し撮り屋が跋扈するだけに
なってしまった。
岩波文化のように新潮文化がつくれないのはそういう事。






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