2018年10月29日月曜日
三万人のための情報誌
かつては、書店に並ばない...とかなんとか選民意識みたいなくすぐりな
情報誌を三誌とも購読してました。
実はいまも購読しています。
ひとつはネット版に衣替えをしましたが...
三万部程度でビジネスになるのかと、心配になりますが、
いまや専門性の高い雑誌だと刊行部数はその程度。
時代が追いついて来たらしい。
しかし、部数レベルは別にしても、軒並み月刊誌や週刊誌の発行部数は
十年前の半減!
三万部でもその水準を維持し、予約部数のみ刊行している方が
はるかに経営も安定するし、誌面水準も維持できる。
購買層も高齢化しているらしいが、
新聞のようにシルバー産業化しないだけのジャーナリズムの矜持は
保っている事は敬意に値する。
質の水準はさまざまですが、ボケが進むと早晩文意の理解に
時間がかかり...
しかし、まだまだ若い連中には負けない...なんて口にするのが、
老いの始まり(^^)
ネット媒体は校正が甘い。
誤情報を無批判に断りもせず引用をする。
例えば
三度炊く
米さへこはし柔らかし
おもふがままにならぬ世の中
西新宿の常圓寺に便々館湖鯉鮒の歌碑があり、
彼はこの狂歌で歴史に名をとどめるのですが、
ネット記事の大半は魯山人だと...
魯山人の作と明確に記述しているかどうかはともかく
魯山人の言葉・名言だとぬけぬけと書いてます。
ネットのおかげで情報や自己主張のハードルが低くなり
表現や言論の自由が担保し易くなった事は慶賀の至り。
しかしながら、先人達が血と汗で勝ち取った権利を
なんとも粗末にすることよ。
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