2018年10月2日火曜日

勝てば偉人



BBCによる英国偉人ランキングでは、第一位がチャーチルである。
しかし、アル中だし性格悪いし失政も多いが、
未曾有の国難に勝ちを収めた時のリーダーには世論は甘い。
勝てば官軍ならぬ偉人なのだ。
不人気ともなれば外征で目くらまし...とは毎度の手口。
貧乏人をより貧乏にしたサッチャーも
アルゼンチンに戦争をふっかけて息をついた。

史実としては知らなかったが、チャーチルはノルマンディー上陸作戦に
猛反対だったんだって。
過去のガリポリ上陸作戦指導の大失敗のトラウマ
羹に懲りて膾を吹くようなもの。
アイゼンハワーの脚をあまりに引っ張るものだから
国王自らがたしなめるに至った。
作戦は大成功だったから、後にアイゼンハワーは大統領にも
なれました。

特段チャーチルのアホさ加減を言挙げするものではない。
逆境の中のリーダーとは大変だ。
頼るものは自分と酒だけ(^^)
違うなあ...
この映画によれば、秘書役の軍人、妻、そして
若いタイピストが反発しながらも斂言し彼のリーダーシップに期待する。
周りに恵まれたんだなあ。
そして、最後の彼の武器は口舌
どうやら、彼のスピーチは「正直」だったようです。
嘘で大多数を長期間騙せないのはリンカーンの至言の
言うところである。
しかし、非常時のリーダーは平時には疎まれる。


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